Step.1 要件定義の活動全体の流れ
要件定義は、事業者に任せることができるでしょうか?
要件定義では、業務要件、機能要件、非機能要件の大きく3種類の要件を決めていきます。特に情報システムに直接関わる機能要件と非機能要件は専門的な内容を多く含むため、内容を検討する際にその道のプロである事業者から支援を受けることはあるでしょう。
しかし要件定義の実質部分を事業者に丸投げしてしまっては、その先のプロジェクトは絶対にうまくいきません。家を建てるときに、どんなに優秀な建築士が支援したとしても、施主が自身の考えを伝えて様々な選択肢から判断しなければ、施主にとっての理想な家ができないことと同じです。つまり、情報システムを作る場合には、その情報システムをどのようなサービス・業務に利用し、どういった利用者がどの程度活用して情報・データを収集・分析などを行い、サービス・業務の目的を達成するかについてPJMO(主に制度所管部門及び業務実施部門が中心)がまとめておくことが重要です。
ここでは、要件定義を進める際に発注者として最低限知っておくべき知識・ノウハウについて、説明します。
本ドキュメントの構成は、次のとおりです。
Step.2 要件定義の事前準備
要件定義を行う前に、これをやっておくとその後の作業をスムーズに進めることができる事前準備について説明します。
Step.3 RFIの実施
要件定義では、RFI等の情報収集を行うことにより、様々な情報を複数の事業者から収集し、情報システム構築の方向性や実現性、適用可能な技術等の情報を把握することができます。しかし、漠然と情報提供を依頼して、収集・整理するだけでは効果が限られます。
ここでは、RFI等の情報収集を行うに当たり、何に気をつけて作業を進めればよいかを説明します。
Step.4 要件定義の全体像
要件定義では、業務要件、機能要件、非機能要件で定めた各項目の内容を定義します。これらの項目の多さや相互に関連する複雑性が、要件定義をより専門的なものとして難しく感じさせる要因ともなっています。
ここでは、要件定義の全体の構造と大まかな内容について説明します。これにより、各項目の位置関係を認識することで、その後の作業の理解を助けます。
Step.5 新しい機能要件の定義
機能要件を具体的に検討し、ドキュメント化する作業は事業者が行うことが多いものですが、発注者として最低限理解しておかなければいけない知識やノウハウを説明します。
Step.6 新しい非機能要件の定義
非機能要件というと、機能要件以上にどんな内容を決める作業なのか想像できないものかもしれません。
ここでは、機能要件と同様に、発注者として最低限理解しておかなければいけない知識やノウハウを説明します。
Step.7 要件定義終了後の対応
要件定義が完了したあとの処理について説明します。要件定義が終わると、ひとまずほっとするところですが、関係者への要件定義内容の共有等、忘れずに実施すべきことを記載しています。