3 セキュリティ・バイ・デザインのスコープ

3.1 セキュリティ・バイ・デザインの構成要素とスコープ

政府情報システムに関するセキュリティ・バイ・デザインの基本方針に基づき、実行的で効果的なセキュリティ・バイ・デザインの実現にあたっては、表 3‑1で記載される構成要素を準備、検討することが必要になる。

本書ではセキュリティ・バイ・デザインの主要な構成要素となる、各工程での実施内容(項番1)、及び、セキュリティリスク管理のための関係者の役割定義(項番2の一部)をスコープとして記載する。

その他の構成要素(セキュリティリスク管理プロセス、参照すべきセキュリティ標準、関連ツール等)については、各政府機関の管理体制やIT環境、セキュリティポリシー等によって最適化される要素であるため、本書のスコープには含めない。

表 3‑1 セキュリティ・バイ・デザインの構成要素と本書のスコープ

項番 構成要素 スコープ 本書で記載方針
1 システム開発・運用の各工程におけるセキュリティ・バイ・デザインの実施内容 〇

システムライフサイクル全体を対象に工程ごとに、セキュリティ・バイ・デザインの実施内容を要求事項と合わせて記載する。

開発手法としてウォータフォール型を選択した場合に合わせて記載している。アジャイル型を選択した場合は、同じ作業が繰り返し発生することを考慮して読み替えるものとする。

本書の位置づけをふまえ、デジタル・ガバメント推進標準ガイドラインのシステム開発の各工程と整合して記載する。

2 セキュリティ・バイ・デザインにおけるセキュリティリスク管理体制/プロセス

△

(関係者の役割、責任のみ)

セキュリティリスク評価とリスク管理に必要となる関係者の役割を定義する。

リスク管理の運用フロー等具体的な実現プロセスは、各政府機関の管理体制やセキュリティポリシー等によって最適化される要素であるためスコープに含めない。

3 セキュリティ・バイ・デザインとして参照すべき具体的なセキュリティ標準(セキュリティベースライン)、関連ツール × セキュリティ・バイ・デザインを導入にあたり参照すべきセキュリティ標準やフレームワーク、関連ツールは、各政府機関のIT環境やセキュリティポリシー等に依存するためスコープに含めない。